お立ち寄りくださいましてありがとうございます。オリジナルの壁掛けタイプの狛犬を制作いたしました。向かって右側が玉を抱いた『阿』、左側が子どもを抱いた『吽』のペアになっております。このかたちは「玉取り」「子取り」と呼ばれています。「玉取り」の玉は転がるということから、物事がうまく運ぶという意味があり、「子取り」には、子孫繁栄のご利益があると言われています。家を守護する狛犬として、また、インテリア、オブジェとしても存在感のある形を目指しました。立体とレリーフの中間の厚みをもたせ、存在感はあるけれど主張し過ぎない印象になっております。玄関やリビング、神棚の側などにいかがでしょうか。＊制作のきっかけ＊私は普段、立体造形、彫刻がメインの仕事をしております。以前に狛犬の彫刻を作らせていただいた事がありまして、その時から狛犬が大好きになりました。普段から神社に行くのも好きで、様々な狛犬を見ている時にふと、「自宅にも狛犬が居てくれたらいいな」と思うようになったのが制作のきっかけです。家を守護する狛犬。ちょっと可愛くて、でも存在感があって、現代的な住まいにも合うような、お洒落にも飾れる狛犬。そんな形で出来たらと思いデザインしました。-制作工程-粘土で原型を作り、型を取って、レジンにてマスター原型を仕上げ、それをまた型取り、レジンにて成形し、仕上げました。彩色はウレタン塗料のホワイトを吹き、トップコートにクリアーを吹き重ねています。クリアーに厚みを出すことで、白磁器の様な印象になっています。狛犬一体の寸法（約）H:180mm W:115mm D:70mm 重量500g素材レジン ウレタン塗料○取り付け方法○壁面に釘やビスを打つか、石膏ボード用のピンフックなどを取付け、作品裏の金具（写真参照）を引っ掛けます。＊ 作品は全て除菌処理した後、梱包発送致します。〜 狛犬について 〜神社でお馴染みの、神聖な場所を守護する役割りを持つ狛犬。そのルーツは祖先である中国の唐獅子であり、遣唐使によって日本に伝わりました。その後日本独特の「獅子・狛犬」という形式に変わり、向かって右側が口を開いた獅子『阿』、左側が口を閉じて角がある狛犬『吽』となりました。「獅子・狛犬」はもともと別の空想上の霊獣ですが、現在ではこの左右別の形式のほうが少なく、形としては阿吽共に獅子に近いものが多く、呼び方もシンプルに「狛犬」となっています。日本に入って来た当初は、宮中の鎮子や即位式の際の守護として屋内に置かれており、次第に神社や寺院の神像の守護となり、やがて今日の神社の境内へと、狛犬たちは外へ出ていくようになりました。奈良時代に狛犬が入って来た当時は、日本にライオンはいませんでしたので、日本人は身近な犬の一種だと思い込んだそうです。狛犬の姿はお座りに似た座った姿が一般的ですが、それだけではなく、立っていたり玉の上に逆立ちしていたり山の上に乗っていたりと、多種多様に有ります。こういった形があるのも日本人が親しみを持つ犬がモデルであったからこそ、愛くるしい狛犬が作られたのかもしれません。沖縄では唐獅子に近いシーサーとして、家庭でも馴染み深い存在としてあります。時代が移り変わり、より身近な存在として関わっていく事が出来たら、嬉しいことと思います。#狛犬 #縁起物 #置き物 #狛犬置き物#オブジェ #壁掛けオブジェ #陶器オブジェ #彫刻 #神棚 #神社 #お守り